落ち込む出来事によって食欲が低下した…なんて話は、決して珍しくはありません。「失恋が辛くて食事が進まない」「失恋の現実が受け入れられず、食欲がわかない」と悩んでいる女性もいることでしょう。
失恋した直後だけなら問題ありませんが、この症状が数日以上も続くケースは注意が必要です。とくに食欲が落ちて体重が減少した場合、体調面に影響がでるリスクも!
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失恋で食欲が低下するのはなぜ?
好きな人に振られたというショックは、大きな精神的ダメージが伴います。
それにより、自律神経のバランスが乱れ、食事をしていなくても血糖値を上昇させるホルモンが発生します。
その結果、満腹中枢が刺激され、「お腹が空いているはずなのに満腹に感じる」という状況を生み出してしまうのです。
失恋で食欲が低下したときの7つの対処法
では、この食欲低下の流れを食い止めるには、どのような手段が有効なのでしょうか。
具体的な対処法を学んでおきましょう!
対処法その1 運動をする
体を動かせばエネルギーが消費されるため、空腹を感じやすくなります。気分転換になるので、失恋の辛さを一時的に忘れることもできるでしょう。
とはいえ、ハードなスポーツに取り組む必要はありません。ウォーキングやジョギングといった簡単な運動を、無理のない範囲で取り組めばOK。
対処法その2 体を温める
体が冷え切った状態は、食欲不振を招きやすいと言われています。とくに女性は、もともと冷え性である人も少なくありません。失恋によるストレスと冷え性のダブルパンチにならないよう、体がポカポカの状態を保っておきましょう。
体を温める方法は運動だけでなく、服の下に腹巻を付ける、カイロを貼っておく、温かい飲み物を飲む、お風呂にゆっくりと浸かる、などさまざま。また、にんじん・ごぼう・玉ねぎなど土の下にできる根菜類は、体を温める効果があります。
これらの手段や食材を生かして、温活に励んでみましょう。
対処法その3 飲み物で代用する
食欲がないからといって、なにも口にしないままで過ごすのはNG。そのままにしておくと、栄養不足の状態に陥ってしまいます。
とくにビタミン類などの栄養素は、気を抜くとすぐに不足してしまいます。食べる意欲がないときは、スムージーや野菜ジュースなどで必要な栄養素を補っておきましょう。
対処法その4 睡眠サイクルを整える
不規則な生活も、自律神経のバランスを乱す原因に繋がります。とくに失恋後は、彼のことばかり考えて睡眠不足に陥りやすい時期。睡眠サイクルが乱れてきたら、起床時間を早めてリセットしましょう。
「遅寝遅起き」より「早寝早起き」の方が、同じ睡眠時間でも生活リズムが安定しやすいですよ。
また、睡眠の質を高めることも重要です。
対処法その5 体重を毎日チェックする
失恋したばかりの頃は、彼のことで頭がいっぱいになりがち。そのため、体重が落ちているのに「自分が痩せていることに気が付かなった」「周囲に指摘されて初めて気づいた」というケースが多く見られます。
そこで、食欲が低下してきたと感じたら、毎日体重計に乗る癖をつけましょう。数字の変化を見ることで、「このままではマズい」「なにか食べなければ」と気が付けるはずですよ。
対処法その6 原因を取り除く
失恋によって食欲が落ちてしまったのなら、その原因を取り除いて元に戻るのが一番!彼への未練を断ち切って、「新しい恋愛モード」に切り替えていきましょう。
今まで「ただの友達や同僚だ」と思っていた男性に対して「この人と付き合ったらどうなるだろう」と想像してみたり、合コンや飲み会に積極的に参加したり。
対処法その7 休息期間を設ける
「彼のことを考えないように予定を詰め込もう」「仕事をしているうちは失恋のことを忘れられる」といった理由で、あえて多忙な毎日を送っている方も多いのでは。
それによってデメリットが生じていなければ問題ありませんが、食欲が落ちたままなら話は別です。疲労が蓄積されることで、食欲が失せているのかもしれません。
大切なのは、体力の限界まで動くのではなく「オンとオフを切り替えること」です。
病院を受診する目安は?
このように、自分の力で食欲を取り戻す方法はたくさんあります。しかし、なかには病院で診察してもらったほうがいいケースも。
以下の項目に当てはまる方は、自己判断ではなく医師の指示に従った対処法をとりましょう。
・ダイエットをしていないのに5kg以上痩せた
・胸やけや胃もたれがある
・微熱や咳といった、風邪のような症状が続く
・めまいがする
・食事だけでなく、何もする気が起きない日が続いている
このような症状が見られる方は、食欲の低下によって体調が悪化している、または何らかの病気が潜んでいる可能性があります。
こんな対処法はNG!
最後に、間違った対処法の事例を抑えておきましょう。
以下のような行動を続けていると、かえって状況が悪化するかもしれませんよ。
食事回数を減らす
食べられないからといって食事回数を減らしてしまうと、集中力や体力の低下に繋がります。とくに寝起きは食欲がわかず、つい朝食を抜いてしまいがち。
「フルーツを少しだけ」「温かいスープだけ飲む」など、体調や気分に合わせたメニューを用意しておくといいでしょう。
とはいえ、昼食や夕食も大切です。1度に食べきれない場合は、数回に分けて食べても構いません。
無理に詰め込む
食欲がないのに無理に詰め込んでしまうと、吐き気や下痢の原因になってしまいます。また、胃に負担がかかりすぎると、食後に嘔吐してしまう可能性も。
お酒の力に頼る
空腹時の飲酒は、アルコールの吸収スピードが一気に速くなります。
そのため、普段以上に酔いやすくなるうえ、アルコール胃炎が起こるリスクも伴います。
まとめ
食欲は、ストレスによって大きく左右されます。痩せるほど食欲が落ちたのなら、それほど失恋によってメンタルと体が弱っている証拠。
無理に食事をしようとするのではなく、運動や睡眠の確保、温活などによって食欲を取り戻しましょう。
ただし、急激な体重の減少やほかの症状が見られる場合は、病院を受診するのも1つの選択肢です。「失恋で病院にいくなんて…」「痩せられてラッキー」といった考えは禁物ですよ。