恋が実らなかった、やむを得ず好きな彼と別れてしまった…。このような失恋は、強い喪失感や虚無感に襲われるほどの辛い経験となります。
なかには、「何もする気が起きない」「布団から出られない」と寝込んでしまう人もいることでしょう。
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どうして失恋後で無気力になるの?
人間の脳のなかには、アドレナリン・ドーパミン・セロトニンなどの「神経伝達物質」が分泌されています。これらの物質は感情や行動だけでなく、自律神経の作用にも影響しています。
そして、急激なストレスの発生や疲労の蓄積によって神経伝達物質のバランスが崩れると、精神面や体調面に不調が生じてしまいます。
失恋によるストレスで無気力になってしまうのは、決して珍しいことではないのです。
失恋後に寝込んでしまうときの解決策
彼を失った喪失感や、振られてしまった虚無感により、立ち上がれずに寝込んでしまう…。このような状況で、無理やり体を動かすのは難しいものです。
以下のような解決策で、少しずつ調子を取り戻していきましょう!
解決策その1 思う存分寝てみる
睡眠は体の疲れだけでなく、心の疲れも和らげてくれます。寝込んでしまうなら、いっそのこと「これ以上寝られない」と思うほど寝てみては。
体力とメンタルの両方を回復させることで、だんだんエネルギーがみなぎるはずですよ。
解決策その2 ポジティブなことを思い浮かべる
体は思うように動かせなくても、心の中は動かせるはず。寝転がったままでいいので、頭の中でできるだけポジティブなことを考えてみましょう。
「次のボーナスで何を買おうかな」「今度の長期休暇はどう過ごそうかな」など、ワクワクする想像が繰り広げられる内容がベスト!スマホにしたいことや買いたいものをリストアップし、保存しておくのもいいですね。
解決策その3 香りの力を借りる
香りには、人間の気持ちを左右させる効果があります。そこで、部屋のなかでお好みの香りを楽しめる、アロマディフューザーを利用してみては。
リップクリームやハンドクリームなどの小物で、手軽に香りを楽しむという手もありますよ。
解決策その4 音楽を聴いてみる
香りだけでなく、音楽を聴いて気持ちを高めるという方法もあります。失恋ソングに励ましてもらうのもよし、明るい曲でテンションをあげるのもよし、クラシック音楽で気分を落ち着かせるのもよし。
解決策その5 同じ立場の主人公が出るドラマ・映画を観る
自分と同じように主人公が失恋し、その辛さを乗り越えたストーリーのドラマや映画を観てみましょう。「私と同じ状況から、こうやって乗り越えたんだ」と勇気をもらうことができます。
とくにハッピーエンド系なら、今の状況を前向きに捉えやすくなるはず。ネット配信サービスを利用すれば、ドラマや映画を自宅で楽しむこともできますよ。
解決策その6 ワクワクする予定で外出を促す
無気力な状態だと、外出するのも億劫に感じてしまいますよね。そこで、自ら外出したくなるようなワクワクする予定を作ってみましょう。
ポイントは、「ネイルサロンを予約する」「おいしいパンケーキに食べに行く」など、時間や目的を明確に決めておくこと。
解決策その7 小さな目標を立ててみる
目標をクリアできれば、その達成感によってヤル気が高まります。
まずは小さな目標を用意し、無理のない範囲で取り組んでみましょう。
解決策その8 朝日を浴びる
朝日を浴びると、「睡眠の質の向上」「精神の安定」「体内時計のリセット」といった多くのメリットが得られます。
寝込んでいるときこそ、朝日を浴びて精神を安定させ、乱れた体内時計をリセットさせましょう。
やってはいけない手段も!
反対に、無気力なときにやってはいけない手段もご紹介します!
以下のような取り組みは、現状の解決にならないどころか、悪化させる可能性があるので注意しましょう。
・ひたすらネットサーフィンをする
暇だからといってネットサーフィンばかりしていても、ただ時間が過ぎていくだけ。そこから抜け出すタイミングが掴みにくく、「何もしないまま1日が過ぎてしまった」という後悔に繋がります。睡眠の質の低下を招くリスクもあるので、無意味なネットサーフィンは控えておきましょう。
・お酒の力に頼る
お酒を飲んで気分を高める方法も、あまりおすすめできません。たしかに酔っている間は明るくなれるかもしれませんが、酔いがさめた後は現実を見て落ち込むだけ。「またお酒を飲んで忘れよう」と、負の連鎖に陥ってしまいます。
・第三者に当たる
失恋によるストレスを解消させるのは大切ですが、誰かに八つ当たりする行為は控えておきましょう。とくにネット上は、簡単に誰かを攻撃できる環境です。今は知りたくない他人の幸せな話題も目にしやすいため、今は距離をとっておきましょう。
無気力が病気の症状である可能性も
失恋から時間が経っているのに、ずっと無気力な状態が続いている…。このような場合、なんらかの病気のサインかもしれません。以下のような症状が見られる方は、とくに注意が必要です。
・何日間も食事がのどを通らない、食べても味がしない
・吐き気や下痢などを伴っている
・頭痛や微熱が続く
・何をしても集中できない、忘れ物が増えた
・気分の高揚が激しい
まとめ
失恋で寝込んでしまうときは、体をできるだけ動かさずに取り組める手段で、うまくリフレッシュすることが大切です。
たっぷりと睡眠をとる、香りや音楽で癒されてみる、頭の中で楽しいことを考えるなどの方法で、少しずつ体にエンジンをかけていきましょう。
ただし、無理に体を動かそうとする、無気力な自分を責める、体調が悪いのに放置するといった行動はNGです。「これならできそうだな」と思えるものから、自分のペースで取り組んでくださいね。