失恋をしてその後「寝れない……」と悩んだことは誰にでもあるのではないでしょうか?
気がつけば相手のことばかり考えてしまい、不眠症気味でとにかくつらい毎日……という人はたくさんいるはずです。その悲しみや喪失感が限界に達すれば、「死にたい……」と自殺すら考えてしまうことは珍しくありません。
そこで今回は、辛い失恋で死にたいほど眠れない状態に陥った人に向けて、「処方箋」をご紹介していきたいと思います。
Contents
死にたいほどつらい失恋で不眠症気味になる理由
まずは、失恋して眠れない状況に陥ってしまう理由を整理してみましょう。そもそも死にたいほど失恋をつらいと思ってしまう、それによって不眠症気味になってしまうのはなぜなのでしょうか。
一つの大きな恋が終わったのだから落ち込むのは当然
当たり前のことですが、一つの大きな恋が終わってしまったのですから、誰だって深い悲しみに暮れるものです。落ち込むのは当然、眠れないほど毎晩考え込んでしまうことは自然なことと言えるでしょう。
失恋によるダメージは、自分にとってその恋がどれだけ大きなものだったのか、相手との関係がどれだけ深かったのかにもよりますよね。例えば10年以上の付き合いを経て最終的に振られてしまったのなら、強い喪失感を覚えるのは当然です。今までもはや空気のように一緒にいてくれた相手が自分の元からいなくなってしまうのですから、悲しくないはずがないですよね。
また、「こんなに相性の良い人なんてほかにいない」と思えるくらい素敵な関係を築けていたのなら、それだけ相手とのつながりは深かったということですから、当然失恋によるダメージも相当なものでしょう。
だからこそ失恋によって眠れないくらい考えてしまうのは当たり前のこと。「なんでこんなに落ち込んじゃうんだろう……しっかりしなきゃ」と悲しみを我慢する必要なんてないのです。
ネガティブな人ほど考え込んで不眠症気味になりやすい
もともと性格的にネガティブな人は、過剰に考え込みすぎることで失恋によって不眠症気味になりやすいといいます。「あのときこうしていれば……」とひたすら後悔を繰り返したり、「なんで私ってこうなんだろう……」と自分のことを責めたり、そんなマイナス思考がどんどん泥沼化していくのです。
さらに、性質的に真面目な性格の人も失恋後は悩みやすく、結果として夜眠れない状況に陥ってしまう傾向があります。真面目だからこそ自分の行動ばかり悔やんで反省することが多いからでしょう。
ネガティブな性格だということに自覚がある人、もしくは真面目な性格の人は、実際に寝るときには失恋したことばかり考えて、現在進行形で本当につらいのではないでしょうか。あまりにも切り替えが早すぎるのは確かにそれはそれで問題ですが、悩む一方だと体にも毒です。
特に自分で自分を責めてしまっている人は要注意。早いうちに気持ちを楽にする方法を見つけたいですね。
失恋の理由に納得がいかない
失恋後にひたすら相手のことを考え込んでしまう原因の一つとして、失恋の理由に納得がいっていないことも挙げられます。
例えば浮気されてほぼ一方的に関係を切られてしまったり、もしくは別れ話を切り出されたものの理由は教えてもらえなかったり……そんなモヤモヤする失恋のかたちでは、「何がいけなかったの?」と悩むのも当然でしょう。
その後答えが明らかになればまだ気持ちの整理もつくかもしれません。ですが謎なまま……ということも多いですよね。そうなれば、失恋の悲しみやモヤモヤしたやり場のない感情は、長く続いても無理はありません。
失恋して寝れないときはどうすればいい?
では、失恋して寝れない……となったときはどのように悲しみを整理していけば良いのでしょうか。失恋の悲しみや喪失感は確かに大きいものですが、そのままにしておくと不眠の状態は続いて健康に支障をきたしてしまいます。
失恋して眠れないときの処方箋と題して、おすすめの対処法を見ていきましょう。
まずは自分に「お疲れ様」と言おう
意外と重要なのは、自分で自分自身を労わること。自分にお疲れ様と言って自分を慰めることは、これ以上自分自身を責めないためにもとても大切なことです。
失恋にあたって後悔が多いと、どうしてもほとんどの人は自分を責めてしまいがちになります。ネガティブな人や真面目すぎる性格の人はなおさらです。失恋という大変な状況を経験したのですから、まずは自分で自分のことを労わってあげないと気持ちも休まりませんよね。
必要以上にネガティブにならないためにも、「よく頑張ったね。お疲れ様」と自分に優しい言葉をぜひかけてあげてください。
我慢せずたくさん休息を取ることが大切
失恋したときは、あまりそのつらい気持ちを抑え込もうとしないことが大切です。つらくて当たり前ですから、無理して気持ちを抑えようとしても余計につらいだけです。我慢しようとすると、余計にネガティブなことを考えるようにもなり、ふと「死にたい」と極端なことを思ったり眠れなくなったりします。
できる限り、休息はたっぷりとりましょう。失恋後の休日は、一日寝ていても良いくらいです。眠れないのなら横になっているだけでも体は休まります。本当につらいのなら思い切って仕事を休んでも良いでしょう。自分に負荷をかけることが不眠につながることを、ぜひ覚えておいてくださいね。
ヒーリングミュージックを聴きながら眠る
死にたいほどつらい失恋を味わったときは、落ち込むことが多くなり結果として眠れなくなる人も多いです。夜寝れないのは本当につらいですよね。
ちょっとした対処法の一つですが、眠れないときはヒーリングミュージックを聴きながら寝ることもおすすめです。確かに根本的な解決にはならないかもしれません。ネガティブ思考は治らないかもしれません。
ですが心が癒されるような音楽を聴いて眠ろうとすれば、自然と心と脳の動きは落ち着いていきます。眠れないときはぜひ一度試してみてください。(ちなみに筆者のおすすめは、癒し効果抜群のエンヤの曲集です。落ち込んでつらいときは泣きながらこれを聴いて眠っています…!)
冷却シートで眠りやすいようにする
つらい失恋で気持ちが落ち着かないときは、あれこれ考えてしまうせいでいつも脳内が活動状態になってしまっている証拠。眠れないときは、この活動状態にストップをかけていく必要があります。
ですが気持ちの問題ですから、なかなか「よし落ち着こう!」と思っただけで落ち着けるのなら苦労はしませんよね。そんなときおすすめなのは、発熱したときなどに使う冷却シートです。
冷却シートをおでこに張った状態でベッドに入れば、それだけで意外とリラックス効果は上がるものです。文字通り頭が冷やされるため、いつの間にか脳の活動は収まり、そしていつの間にか眠ってしまうことも多いです。つらいときにはかなりおすすめですよ。
本当につらいときは病院に行くことも大事
失恋したせいで不眠症に……何をやっても治らない!そのせいで心も体も限界……!というときは、病院に行くことも正直考えた方が良いかもしれません。本当に重度の不眠に陥ってしまうと、さすがにヒーリングミュージックや冷却シートなどの対処ではどうにもならないことがあります。心身ともに相当な悲鳴を上げている証拠です。
「こんなことで病院に行って大丈夫?」と思う人もいるかもしれません。確かに心療内科に行くのってとても勇気がいりますよね。「私はこんなことで落ち込む人間じゃない」と事実を受け入れられない人も多いでしょう。
ですが本当につらい状況に陥るタイミングなんて、本人にも予想がつきません。我慢を重ねていけば今後どうなってしまうのか、頭では予想がつく人も多いはずです。しっかりと前を向くためにも、不眠症で本当につらいときは、素直に助けを求めるべきでしょう。
まとめ
つらい失恋をすれば、「もう自殺しようかな」なんてネガティブなことを考えてしまうことも多くなります。実際に行動に起こしそうになるほど、心の状態が限界な人もたくさんいるはずです。眠れず、不眠症気味になってしまうことだって珍しいことではありません。
まずは自分を必要以上に責めないこと。自分を労わること。そして心を癒すことをとにかく意識すること。このことをぜひ忘れないでください。失恋ですから、落ち込むのは当然のことでしょう。それでもつらいときは病院に行くことなども考えつつ、ぜひ自分の心と体をしっかり大事にしていってくださいね。