今、タマ嫁様のコラムを読ませていただき、自分が最近思っていることがそのまま言語化されていて驚いています。
最近彼氏とお別れしました。普通に仲が良かったと思っていたのに、お盆に私が実家の家業を手伝うために帰省し、戻ってくると会った時、LINEの態度が今までと変わっていました。最初は確かめるように気づかないフリをして連絡を取ろうとしていましたが、どうにもいかず、話し合いをしました。帰省している間に色々考えて、私に対して何個か不満ができたようで、内容も聞きました。どうにもならないような内容だったので、別れるかと聞くと、彼からもう少し待ってほしいとのことで1週間後会いました。
その際には私は前向きにまたお付き合いして行こうという気持ちになっていて、それを伝えると、彼は確かに、となっていたのにその場では保留。
次の週、また会った際に、もう冷めてしまったのでしょう、と聞くと、「わからない。」と答えられ、もうこの状況がしんどいので、という感じでお別れすることになりました。
最後の3週間はしんどかったですが、それまでの楽しかったことばかり思い出してしまうし、趣味や共通のものが多く、彼以上の人がいると思えないですが、
コラムのように、彼にとっても私にとってもお互いが運命ではなかったということなのかなと思いました。
このような恋愛から立ち直り、私は結婚をしたいと考えている現在26歳ですが、どのように次へと立ち直ればいいのでしょうか?
結論から申し上げます。
あなたは立ち直る必要はありません。
失恋して、悲しみの中でうずくまり、どうにかして前に進みたい、もう辛い気持ちは忘れたい・・・そんな想いから私にご相談をしていただけたのだとしたら、先に述べた結論は随分と的ハズレだと感じていらっしゃるかもしれません。
でも、私にはそう思う根拠が2つあるのです。
まずは、そちらから説明させてください。
① 気づいていないけど、あなたは相当デキる女
『帰省している間に色々考えて、私に対して何個か不満ができたようで、内容も聞きました・・・(中略)どうにもならないような内容だったので、別れるかと聞くと・・・』
以上の部分より、質問者様は態度が急変した恋人に違和感を覚え、状況を改善するためにヒアリングをし、結果として「どうにもならないような内容だった」という判断を下し、別れを提案した・・・という事実が読み取れます。
うーん。
判断力が素晴らしい。
質問者様は、「彼よりも優先すべき事項が自分にはある」ことを既にご自身で理解されています。そして、それは恐らくこれからも譲ることのできない、自分にはどうしようもできない部分だということもわかっていた。その上で、相手を思いやって大好きな人に自ら別れを提案した。
さらには、例えば「なんでもするから嫌いにならないで」などと安易に相手に縋りつくこともせず、自分の心を守るために改めて別れを選んだ。
きっと、次に誰かとお付き合いするときにも、感情的にならずに話し合いができるんでしょう。なんて成熟した女性なんだろう。デキる女。私は率直にそう思いました。
②既にポジティブ
質問者様は、楽しかったことや辛かったことを思い出しながらも、「次に進みたい」と気持ちを切り替えようとしておられます。
これって、既に凄くないですか?
恋人と別れたばかりでそう思えるのって、実は誰にでもできることではないのです。そして、さらに素晴らしいのは「次に進みたい」と願うだけではなく、その願いを叶えるために実際に行動しているということです。だからこうして、私に相談が届きました。
質問者様はご自身の気持ちを文章にまとめ、整理し、他者の意見に耳を傾けようと考えた。そして、実行したということですよね。
こんなにもポジティブな一面があるのに、大きな悲しみに囚われて、ご自身の素晴らしさを見落としている状態になっているのではないか、私はそんな風に感じました。
【あなたは立ち直る必要はありません。】
私はこのコラムの冒頭でこのように述べました。
なぜなら、質問者様は今でも一人で懸命に立ち上がり、涙を湛えつつも前を向いているからです。
先述した2つの面から考えて、私は質問者様を<相手を思いやる人格を持ち、冷静な状況判断ができ、前向きで、行動力のある人物>・・・と考えます。
そんな方が、今後の恋愛でうまくいかない訳ないじゃないですか。
彼との思い出を振り返るのは、悪いことではありません。そして、彼以上の人がいるかどうか、それは次の人と出会うまでわからないことです。考えたって仕方のないことです。
でも、これだけは言わせてください。
あなたは、そのままでいいと思います。自信を持ってください。
あなたの魅力は、そのままあなたのセールスポイントになります。今回の失恋だけでなく、過去の恋愛や人生経験を大きな糧にして、あなたはさらに成熟していくはずです。
次の恋愛をどうするか?とご自身の力で考え、できることを探し、力強く歩いていける方だと、私は思いました。
運命の人がこの世にいるかは私にもわかりません。
ただ、自分を理解し適切にアピールすることで、心地よい関係になれる人物の目に留まりやすくなるのではと私は考えています。
そして、そんなあなたを見つけてくれる人がきっといつか現れると思いますし、もしかしたら、お別れしたお相手に何らかの変化が訪れ、まためぐり合う日がくるのかもしれません。
どうか、ご自身の良い面を見逃すことなく、そのまま前を向いていてください。
あなたは立ち直る必要なんてないんですよ。