好きな人がいます。一年前に電話アプリで知り合って、一年経ってからやっと会いました。相手には彼女がいました。でも、もう別れそうで連絡を取ってないそうです。
結果、私はセフレのようになりました。初めての体験なので彼に依存してしまいました。
彼は痩せている人が好きなので45キロまで落としました。食事もまともに取れなくなりました。でも、彼は全然相手をしてくれず、前日に「会える?」といったLINEしか来ません。
最近は、私も諦めがついてご飯も食べられるようになったし、連絡をとるのを辞めました。でもまだ会いたいなと思う気持ちが消えません。告白もしました。「好きじゃなかったら電話しないよ」と言われました。ですが、直接会った日以降、一度も電話をしていません。LINEで「会える?」と誘っても結局予定が合わず会いませんでした。
私はこのまま会わなければ前を向ける気もしますが、また会ったらきっと同じことの繰り返しです。でもこのまま会い続けたら彼女になれるのかなと期待もしてしまいます。初めて人を好きになったのだから、もう少し頑張りたい気持ちもあります。1年間電話をし続けた彼はいつも話を聞いてくれて本当に生きる支えになってくれました。本当に素敵な人です。彼の考え方、発言が好きです。何かあったら一番に伝えたい相手です。
でも眠れず食事も取れない生活に戻るのが怖いです。
※この相談内容はLINEのオープンチャット「見知らぬミシルの恋愛相談室」から抜粋したものです。いろいろと恐ろしい相談内容だなと思う。淡々と語られる文章の中に人間の狂気みたいなものを感じる。いくつかの違和感、問題点、気づいたことなどを列挙していくとする。
Contents
「でも」の発生率の高さ
「でも」の出現回数が多すぎる。そんなにでもでもって、デモでも起こすんか。こういう人は思考回路から変えなければならない。ではどうすればいいか。「でも」を「だから」に変えろ。「でも」を言ってしまうからその後にネガティブな思考や言葉が追随する。だからに変えてしまえば、スムーズにシンプルに考えることができる。これは日々の積み重ねだ。自分の口癖に気づくって大事だよ。
彼はあなたのことを好きになりません
彼と相談者の関係は電話によってのみ繋がれていた関係性だ。だから会った途端に関係が破綻した。会ってからここまで態度が急変したならば、そう考えるのが妥当であろう。それにしてもこの彼は残酷極まりなと思う。「好きじゃなかったら電話しないよ」この一言。おそらく彼女はこの一言に望みを見出してしまったのだろう。ただこんなものは一種のまやかしに過ぎない。セフレとして扱うために使われた言葉だ。現にこの彼女は前半で「セフレになりました」と認めているのだ。会い続けても彼女にはなれない。諦めろ。
「初めて」に固執しすぎている
この相談者の最大の特徴はこれだ。セフレという初めての体験、初めて好きになったこの気持ち、といったように「初めて」を異常なまでに特別視している。この際言わせてもらうが、あなたが初めてだということは相手にとって何も関係ない。
「初めての体験なので依存してしまいました」
→初めてなのが依存の直接的な要因ではない。依存はもうすでに始まっていた。「すでに」とはいつか。電話アプリで電話をしていた時からだ。その依存が顕在化したに過ぎない。
「初めて人を好きになったのだから、もう少し頑張りたい気持ちもあります」
→何度も言うが、あなたが初めて好きになったことは相手にとって何も関係ない。自分の気持ちを大切にすることは素晴らしいことであるが、だからと言って苦しみの渦に自ら飛び込む必要はないし、自分の行動を制御しなければならない。そうしないとかえって自分で自分を傷つけることになりかねない。
自分のために生きろ
「彼は痩せている人が好きなので45キロまで落としました」
なんとも悲しい。「相手のために生きるほど相手から捨てられる」まさにこれだ。どうか自分のために生きてほしい。自分の幸福を追求してほしい。相手のために何かを我慢したり無理に苦しんだりするのはもうやめよう。それが自分を大切にするということだよ。