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付き合う前の彼とのデートで進展がないのはなぜ?
悩み相談

今、気になっている人がいます。彼は会社の先輩です。デートを何回もしているのですが、帰りが深夜になっても車の中でおしゃべりして、そのまま家で送ってもらうだけなんです。スキンシップも何もなしで、何だか物足りないです。

社会人同士ですが、彼はほとんどデートすらしたことがないようで、彼女もいないと言っていました。私はそんな彼にあれがしたい、ここに行きたいとわがままを言ってばかりですが、彼は文句も言わず私の行きたいところどこでも連れていってくれます。私からは軽いスキンシップをすることもありますが、彼からは一度もありません。もっと進展させたいけど、彼に軽い女だと思われたくありません。もしよろしければ、助言等いただけると幸いです。

※「見知らぬミシルの恋愛相談質」というオープンチャットから相談内容を抜粋させていただきました。

おめでとうございます

 相談者に言いたい。おめでとうございます。何故これがおめでたいのか。それは、誰しも彼のような男性を好きになりたいと願っているからだ。

 僕は先日以下のようなツイートをした。

 クズ男に悩まされて僕のところに相談に来る女性の多くは「クズ男じゃないと刺激が足りなくてやってられない」と言っている。つまるところ彼女たちの最大の問題は、「誠実男を好きになりたくても好きになれない」ところにある。クズ男に辟易して、誠実男と付き合ってみるも、何かが物足りないと思ってしまうのである。これは、自分自身で感情や好奇心を刺激できない愚かさを示している。つまり、楽しさや不安といった自分を揺れ動かす要素を全て他人に放り投げているということである。良くも悪くも他人に決定権がある。自分で船の舵を切ろうとしない。主体性の欠如、つまり意思の石化を意味する。これは、「クズ男を好きになっちゃう時点で誰と恋愛しても上手くいかないよ」という暗示的メッセージだ。このメッセージを受け取れる女性は強い。

 ちなみに、相談内容に挙げられている彼は、下半身が暴れ回らないタイプの男だ。こういった男は幾分か楽だ。浮気の心配が5割くらい減る。非常に貴重な人種である。手放さないように慎重にいこう。

どうやって進展させればよいか

 前述したが、「焦るな慎重にいけ」でよい。やかん理論というものを紹介する。小さなやかんは、すぐにお湯が湧くがすぐに冷める。大きなやかんは、お湯が沸くまで時間がかかるが、一旦沸いたお湯はなかなか冷めない。恋愛に置き換えると、「付き合うまでの時間が別れるまでの時間を決める」ということだ。即効性と非即効性のどちらを求めるかを考えて欲しい。今回の相談内容の場合は、非即効性パターンが良さそうだ。わがままばかり言っていると自覚しているのであれば、彼が求めていること、彼がしたいことを焦らず時間をかけて知っていくのはどうか。そのためには、自分の話ばかりするのではなく、彼の話に傾聴することだ。スキンシップだけが関係性の進展ではない。スキンシップなんて多くの自己表現のうちの一つに過ぎない。体験の交流、思考の交流、趣味嗜好の交流を深めてみてはどうか。

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