いくみさん、はじめまして。
今日はいくみさんと彼氏さんに相談事があって、DMさせて頂きました。
私には今、6つ上の頼りがいのある優しくて格好良い好きな人がいます。彼とは昨年の7月に知り合い、11月にご飯へ行き、その後仲間を集ってダーツや映画に行きました。ご飯は彼から「行く？」と曖昧に誘われていたのを私が日程を提案して、ダーツは向こうに誘われて、映画はこちらからお誘いしました。前々から正直映画館へ行くのはあまり好きじゃないと聞いていたので誘っても断られるのがオチかなと思っていたのですが、彼は一緒に行けることになってすごく期待していたそうです。
映画の帰りに彼が「年末お酒飲みに行く？」と言ったり、「〇〇ちゃん、未成年だもんね」とやんわり断ってきたり、もう全然よく分かりません。バイトが被った日は殆どふたりで帰ってるし、何なら向こうから「もう帰る？」って聞かれて一緒に帰るのこともあります。
これって脈はありますか？体の良い友人で止まりそうで悲しいです。
長々と申し訳ありません。お返事お待ちしております。
脈の有無を悩んでる暇はない。
脈を生む。ただそれだけです。
うれしいね。たのしいよね。真っ白な心にそっと宿るやわらかい恋心にそらそわしたり、ふわふわしたり、どきどきしたりするよね。好きな人ができたこと、好きな人のそばにいること、好きな人と一緒に行動すること、好きな人がわたしを特別に扱ってくれること。どの時間も特別で、どの仕草も愛おしくて、どの感情も宝物になるよね。昨日まで知らなかった感情の花を咲かせた素敵な彼との出会いがあなたに舞い降りてよかった…！と、読んでいてとてもワクワクしました。世の中がどんな状況であったとしても、あなたのように幸せを育む方の声を聞くと心が晴れやかになります。素敵なお話を聞かせてくれてありがとう。
「もしかしたら嫌われてしまったかもしれない…」
「どうせわたしなんて彼の目に入ってないかもしれない…」
「身体目当てかもしれない、遊びかもしれない、無駄かもしれない。」
人の気持ちを捏造しては自分の気持ちを追い込んでしまうことがある。卑屈になってしまうことがある。彼が発した言葉ではないのに、彼が発するだろうと勝手に仮定してしまうことがある。どうしてなのか、いつも最悪の結末を決めつけては塞ぎ込んでしまう自分がいる。
そうしてわたしたちは、すべきことをせずに終えてしまうのだろう。何も始まっていないのに終わりを描いてシャットダウンするのだろう。誰も、何も、どこにも根拠がないのに。わたしの気持ちがわたしにしか分からない様に、彼の気持ちは彼にしか分からないのに。
脈が有るか無いか。
本人以外、誰が分かるのでしょう。
あなたが彼を想う気持ちはあなたにしか表現できません。頼りがいのある優しくて格好良い人を心から愛している気持ちは、育んだあなた自身にしか表現できません。だからこそ、他者が勝手に「きっとこうだろう」と捏造することに違和感を覚えてほしいのです。彼の気持ちは彼だけの、あなたの気持ちはあなただけの、わたしの気持ちはわたしだけの宝物です。だから誰にも分からなくて、特別であると知って欲しいのです。
脈の有無より脈を生む。
今彼の中に存在するかもしれない「脈」に時間を割くくらいなら、これから彼の中に存在するかもしれない「脈」に時間を割いていたい。もっと可愛くなったら、もっと似合う人になったら、もっと私らしく凛となれたら、彼の中に存在する脈が大きく波打つかもしれない。そう信じて、そう願って、愛する人の心の中にある脈を動かしていこう。あなたには出来る力が必ずあるから。
「嫌いな人とは一緒にいない。好意が有るからあなたを選んだんやよ。彼は気持ちを言葉にしていなくても行動で表現しているよ。だからこそ考えてほしいのは、脈があったらどうしたいのか／なかったらどうしたいのかという自分自身の意志。自分がどうしたいのかを考えようね、頑張るあなたの姿に脈が生まれることもあるからね。」
と、隣に座る恋人がそっと話してくれました。いつだって自分自身が主人公よ。
可能性の実を咲かせることがあなたには出来る。
脈の有無を悩んでる暇はない。あなたが脈を生む。ただそれだけです。
