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失恋後の自分の気持ちとの向き合い方
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はじめまして。いつもいくみさんのツイートをウキウキしながら拝見してます。

最近、素敵な彼氏と付き合い、最強でハッピーに過ごしてました。しかし、思わぬ形で終わりとなってしまいました。

悲しくて寂しくてしばらく落ち込んでいましたが、少しずつ元気になってきて、「きっとまた素敵な彼氏ができるんじゃないかな…?」と前向きになれる日もありました。でも反対に、「なんで…どうして…」と悲しみや後悔に暮れる日もあるのです。

いくみさんはフリー期間が長かったとお話されていましたが、今の素敵な彼氏さんと出会うまでの間どんな気持ちで日々を過ごされていましたか?

ヒントにしたいので、是非教えてほしいです。
宜しくお願いします。



いつだって願いは同じ。
明日のわたしが今日より幸せでありますように。




そんなことがあったのねぇ…。よく頑張ったね。ゆっくり休もうね。
あんなに嬉しかったことが、こんなに悲しいなんて、
あんなに楽しかったことが、こんなに寂しいなんてどうして誰も教えてくれないんだろうね。どうしていつも、こうなんだろうね。落ち込んじゃだめだと思っても涙は溢れるし、前を向かなきゃだめだと思っても後ろばっかり気にしてしまって、わたしばっかり辛くなって、あなたばっかり幸せになるんじゃないかと責めてしまうよね。

うん、今はそれでいいんよ。あなたは、あなたのままでいいからね。
嬉しかった過去も、寂しくなった今も、幸せになるこれからの未来も、あなただけの宝物だから、誰よりあなたがあなたを大切にしてあげようね。



少しだけ、わたしの話をするね。


悲しみや後悔に暮れたとき、二つだけ心に決めたことがあった。

ひとつめは、「自分の為に選択すること」。
鏡に映るわたしはいつだって、誰かに認められるための服を着て、誰かに許されるための仕草をして、誰かに愛されるため偽った笑顔を浮かべ、象った女性像の中に”わたし”を当てはめていた。わたしのために生きることを忘れ、誰かのために生きていることに必死だった。

しかし望んでいたものはこうじゃないと気付かされる日が訪れた。そうなってはいけない。そう許してはいけない。いつだって、今日の選択は明日のわたしを生かせる為にあることを忘れてはならないんだと。

だから選ぶの。わたしの幸せが拓く道だけを。
だから歩むの。わたしが拓いた幸せの道だけを。
だから選んで。あなたを想う未来の選択を。


ふたつめは、「自分の ”好き” を追い求めること」。
好きな食べ物。好きな映画。好きな場所。好きな遊び。好きな音楽。
心の中に隠れた ”好き” を追い求め、ひたすらに愛情を注いでいた。

”愛をする”環境に身を置くことで知った”愛をする”者同士の世界線。
心地よさから生まれる素の自分があまりにも愛おしく、素のあなたがあまりにも優しく、わたしたちがわたしたちである喜びで満ち溢れていた。

もっと早く、出会うべきだったのかもしれない。
もっと早く、魅せるべきだったのかもしれない。
何の屈託もない、自分らしさの中にある自分は、いつもよりずっと正直で嬉しかったから。いつもよりずっと生きやすかったから。


「こんなにも好きな人に、もう出会えないかもしれない。」

盲目だった恋が終わった時、縋るように過去を愛し、突き放すように未来を憎んだ。もう出会えない。もう超えられない。もう、愛する元気がない。
たかが一つの恋なのに、されど一つの恋のように思えてならなかった自分が嫌いだった。自分の気持ちに蓋をしてでも彼に会えるのなら、好かれるのなら、愛してもらえるのならそれで良いと言い聞かせていた自分があまりにも皮肉だった。

そんな自分を救い上げる手段は、やっぱり自分の勇気ひとつなのかもしれない。わたしのための選択と追及は間違っていなかったと思いたい。
だからこそ願いは、
「明日のわたしが今日より幸せでありますように。」なのかもしれないね。


あなたはよく頑張った。わたしもよく頑張った。もう、大丈夫。
またゆっくり愛していこうね、わたしたちの幸せが拓く明日の未来を。

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