注目コラム
辛い失恋のショックで死にたい・寂しい・しんどいと感じるあなたへ

失恋ってとても辛いですよね。…いえ、辛いなんて一言では片づけられないほど、失恋は絶望と苦しみにあふれていて、失恋した瞬間は「もうこんな状態から立ち直ることなんてできない」と“どん底”感を抱いてしまうものです。

そこで今回は、辛い失恋のショックで死にたい、寂しい、しんどい……そんな状態に陥った人に向けて、私(筆者)自身の体験談も踏まえながら、これから考えたいことを解説していきます。

Contents

失恋した後に抱く絶望感とは?

失恋=寂しい、ショック、辛い、しんどいという感覚は当たり前のことですが、よくよく考えてみれば何がしんどいのか、どんなネガティブな感情を抱えているのか、自分で自分のことをあまり理解できていない人は多いと言います。

まずは少しでも気持ちを落ち着かせるためにも、自分がなぜそこまでボロボロな心理状態になってしまったのか考えてみてください。「そうそう、だから辛いんだ」と思って共感するだけでも、意外と気持ちは楽な方向に向いていくものですよ。

これから彼なしでどう生きていけば良いのかわからない

大好きだった彼氏に振られれば、当然、その後はもうどう生きていけばいいのかわからなくなるくらい絶望してしまいますよね。

今までは、何をするにしてもそばにいてくれた大事な彼氏。そんな彼がいきなりいなくなってしまったのですから、「彼なしで生きていけるかわからない!」と依存にも似た心理に陥ってしまう人は多いはずです。

彼氏に対して強い恋愛感情がまだまだあった人、もともと恋愛に依存しやすいタイプの人は、失恋した途端こういった喪失感に悩まされてしまいます。一緒にいて当たり前のような存在だった人が今日からいないのですから、ショックを受けないはずがないですよね。

存在を否定された気がする

失恋したことで、「存在を否定された気がする……」と思うくらいネガティブ思考になってしまうことも確かにありますよね。実際に別れ話の中で暴言を吐かれたり、片思いしていた相手からこっぴどく振られてしまったり、浮気されてそのまま彼がバックレてしまったり……そんなひどい扱いを受ければ、絶望のどん底に沈んでしまうのも当然ですよね。

失恋の仕方がひどいと、特にネガティブになりやすい人は「私の存在価値って……?」「皆に否定されてる私は孤独だ……」と思うくらい落ち込んでしまいます。大事な人に拒絶されたのですから、確かにそこまで絶望感のどん底に沈んでしまうのも頷ける話です。

夢中になるものがなくなってしまった

失恋後に夢中になるものがなくなってしまい、絶望感や虚無感を抱く人も意外と多いのではないでしょうか?恋は盲目というくらいですから、恋愛をしている間はひたすら相手のことばかり考えてしまうもの。寝ても覚めてもとにかく恋…という恋愛の仕方をしてしまう恋愛体質の人も多いでしょう。特に付き合いたてなどは気持ちも盛り上がっていますし、その分失恋の反動も大きいものです。

人は急に夢中になっていたものを取り上げられると、絶望というか、急に「虚無」に陥ります。「私って普段何して生活してたんだっけ……?」とフリーズし、結果として無気力になってしまうのです。

辛い失恋後の悪いサイクルとは?

突然ですが、筆者である私ぺんこは、自他共に認めるかなりの恋愛体質です。今はいい年齢にもなったのである程度自制はできる恋愛体質だと思っているのですが、学生の頃は「若気の至りだったなあ……(遠い目)」と今思ってしまうくらい恋愛のことばかり考えて、ひたすら恋愛に振り回されていました。

そんな私自身の経験をもとに、ここからは「失恋後の悪いサイクル」を考えてみたいと思います。

ひどい場合は「立ち直れない」では済まない

果たして失恋後の悪いサイクルとは何でしょうか?ただ悲しい、寂しいと思っているだけならまだ状況としてはまだましかもしれません。なんとか立ち直らなきゃと思えているのなら、悪いサイクルにはまだ悪いサイクルには入っておらず、まだまだ「安全圏」の状態。

ですが、悲しい、寂しい、絶望……そんな思いを抱いて、もう何もする気が起きないのはかなりの重症です。

その昔、学生だった私は2年付き合った彼氏に突然浮気されて振られました。自分で言うのもなんですし、浮気されておいて言うのも気まずいところではあるのですが、1年半目くらいまでは私たちは実は結構なラブラブカップルだったんですよね。

だからこそ振られたときの絶望感は本当に半端ではありませんでした。しかもきっかけが彼氏の浮気。最悪ですよね。私はまさに絶望のどん底に沈み、完全にメンタルはボロボロの状態。

「誰も信じたくない」
「恋愛なんて絶対にもうしたくない」
「ていうかもう何もしたくない」
「ていうか私の存在価値って……?もう死にたい……」

なんて、ひたすら病むところまで病んでしまってました。そのおかげで学校にもバイトにも行かないという、かなりまずい状況に落ち込みました。今思えばバイト先にはかなり迷惑をかけたと反省していますが、当時は本当に絶望の気持ちでいっぱいで、とにかく無気力の極みでした……。

悪いサイクルに陥ったことでさらに多くのものを失う

結果として、気持ちがある程度前向きになるまでには、確か3か月くらいかかりました。かなり病んでますね。うち1か月くらいは、ほとんど学校にもバイトにもいかず、家でずーっとごろごろしていたのです。

おかげで単位を落としそうになる、当然ですがバイトはクビになるなど、プライベートもとにかくボロボロです。失恋で無気力になったことで、いろいろなものが狂って本当にあのときはきつかったなあと思います。他の人間関係など、失ったものは彼氏以外にもありました。

そう、失恋して悪いサイクルに入ると、本当にプライベートまでとにかくひどい状況になってしまうんですよね。周りにも迷惑をかけますし、そして自分自身も「このまま立ち直れなかったらどうしよう」という大きな不安の中に落とされることになります。

失恋後は、そんな悪循環にははまらないようになんとしても気をつけたいですね……。

失恋が辛すぎるとき心はどう整理すればいい?

とはいえ、失恋の寂しさを「気持ち一つで乗り越えよう!」と言われても難しいのは事実ですよね。私の体験談は一つの反面教師にしてもらえると嬉しいですが、それでも気持ちを前向きに持っていくのは難しいと思います。

趣味や仕事を頑張って気持ちを紛らわせる、休息をたっぷりとるなど、失恋の悲しみを癒すための方法はたくさんあります。ですが本当につらい人にとっては、そんな方法論も正直きれいごとにしかならないでしょう。言ってしまえば、ある程度気持ちに整理がつくまでは、「時間」も必要なんです。

ここで、有名な尼さんである瀬戸内寂聴さんの言葉を引用してみます。

別れの辛さに馴れることは決してありません。幾度繰り返しても、別れは辛く苦しいものです。それでも、私たちは死ぬまで人を愛さずにはいられません。それが人間なのです。

瀬戸内寂聴

もちろん失恋の悲しみに暮れている人にとっては、これこそきれいごとかもしれません。そんなことに耳を貸している場合じゃない……と思うかもしれません。

ですが、思わず「うんうん、そうだよね…」と納得してしまう部分もあったのではないでしょうか?そう、人は失恋の悲しみや別れのむなしさに慣れることはないんです。そんなことに慣れてしまったら、感情のないロボットのようですよね。「そっか、これが生きてるってことなんだな……」とちょっと悟りめいた感覚になれば、少しは気持ちも落ち着くでしょう。

「どう整理すればいい?」という項目を作っておいてなんですが、整理することなんて正直なかなかできることではないんです。でも、恋愛したこと、失恋したことは、あなたが人間として立派に生きているということなのです。何も間違ってはいません。

恋愛には失恋というつらい瞬間がありますが、その反面、幸せに満たされる瞬間がたくさんあるのも事実。だから何度も恋をしてしまうのです。それが生きるということなんですね。

まとめ

なんだか最終的には人生観のようなお話にもなってしまいましたが、少しでも多くの失恋に悩む方の心が救われれば幸いです。失恋は本当につらく、落ち込めばとにかく無気力の極みといったように絶望のどん底に沈んでしまうことも時にあります。

でも「それも人生か…」と思えば、なんとなく気持ちも楽になってくるかもしれません。実は瀬戸内寂聴さんのあの言葉を引用したのは、私が失恋から立ち直るきっかけになったからです。これを読んでくださっているあなたが、次は幸せな恋がつかめるように、私も祈っています。

スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事